父と子
今週のお題「お父さん」
多分、世の中にはいろんな親子関係があって、一応、文化や時代によって理想とされるものが何と無く作られては、更新されていく、そんなものだと思っている。
結局、当事者同士が満足していることが大前提で、その上で周りの人から見ても歪んだものに見えなければ、それでいいような気もする。
私の親子間はどちらにも引っかかりそうで怖いな。
おそらくさほど悪い関係でもないのだが、基本的に私が父を舐めているのが、最大の原因だろう。
そうか、原因は私にあったのか。反省。
しかし、親子、特に男同士だと互いのアラばかり目立って見える。
おそらくホルモン的なものや、進化の過程で競い合うように造られてきたのも影響しているように思える。
そうか、原因は進化の過程にあったのか。反省取り消し。
ただ、その本能的な攻撃性を知性によって乗り越えてきた、あるいはいまだに乗り越えようと進化の過程にあるのが人類出会って、多分それは尊いものなのだろう。
やはり、本能的に方向付けられていても、知性で乗り越えられない私の努力不足か。やはり反省しておこう。
書いてて、少しミルクボーイパターンだと気づき、恥ずかしいので流れを変えよう。
つまる所、父の気に入らない所、人に努力しろと言いつつも、あまり本人が努力している気配が感じられないところ、酒飲んで野球見て寝るとかさ、共稼ぎだったし、定年してもなお家事をほとんどしないで、母に甘えてるところとかちょっと納得いかないし、同じ轍を踏まないように私は努力して、超えてきたわけですよ。
そりゃ多少は言わせてくれよと。
話飛ぶんだけどさ、割と父の人生、父の世代って恵まれてるはずなんですよ。
高度経済成長を経験し、バブルの旨味を味わえるほど高収入ではないけど、終身雇用、年功序列で退職金と年金で贅沢さえしなければ、人生が保証されているっていう。
ここで思うのは羨ましいなーではなくて、父の代みたいな制度は自分の代で途切れそうだけど、それなりに下の代に良い環境を残したいなぁってこと。
経済的な不安とか政治の問題とか、一人では解決できない問題も沢山あるのだけど、最近話題の人種差別だとか、なんとかハラスメントだとか無くして、ちょっとでもいい状態で自分の子の代は当たり前として、少し下の代にも引き継いで行きたいよね。
多分、父を超えて、下の代に少しでもいい環境を残して行く事も、多少歪んだ親孝行の形なのかな?と思った。